日々触れる情報のなかから、ハーブ・精油・サステナビリティの視点で気になったものをまとめました。2023年6月のサステナブルハーブニュースです。
目次
オーストラリア発のブランド「パーフェクトポーション」が日本の植物を使った商品を発表
植物原料を探す上では、サスティナブルであること、自然を破壊しないことを条件に、林業の過程において生まれる端材や間伐材、食品加工の過程で生まれる果汁を搾ったあとの柑橘の皮などを使用することとし、資源の有効活用を図るとともに、この活動が日本各地の地域の活性化にもつなげることができればと思っています。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000095112.html
「コーヒーやココアの消費、他国の生物多様性損失に影響 『自覚して』」(朝日新聞記事)
コーヒーやココア、パーム油などは、生物多様性の保全の優先度が極めて高い「ホットスポット」で生産され、損失への影響が大きい――。総合地球環境学研究所(地球研、京都市)や森林総合研究所(茨城県つくば市)など日欧の研究チームが、世界各国が輸入・消費している農畜産物で、生産地の生物多様性がどの程度損失する可能性があるかを評価した世界地図をつくった。
https://www.asahi.com/articles/ASR506Q8NR50PLBJ006.html
植物資源という点で気になったニュースです。
コアラの食べ残したユーカリをアロマスプレーに
こちらは、記事がWeb上からなくなっているので、タイトルだけ。鹿児島の会社「ルシエルフュゼ」様のお取り組みです。地元の動物園でユーカリが廃棄されていることから、それを蒸留し、アロマスプレーにしたとのこと。今後、動物園でのワークショップもしていくそうです。
英国のハーバリスト団体ハーバルアライアンスがセミナーを実施
ハーバルアライアンスは2000年に設立されたハーバリストの団体。アメリカンボタニカルカウンシルから講師を招き、7月にセミナーを行います。テーマは「気候危機時代のボタニカル産業の役割」。参加費は10ユーロ。オンラインでの開催です。